■用途 他の竿で投げられない重量、本来キャスティング用で無いルアー等も難なく投げれてしまう最終兵器。 ■使った感想 曲げて取る竿、という事ですがミュートスよりもっと曲がる印象でカーボンのキャスティング竿の一般的なフィーリングと違い、敢えてこき下ろすと投げる物によってはダイソーのグラスファイバーのルアーロッドにも近い感覚があります。そんな感覚もあるにはありますが、PE8対応で強靭な為、ダルイと感じるキャストフィーリングでは勿論ありません。超重量ルアーでは竿全体でめちゃくちゃ曲がるので、ターンオーバーを意識しても曲げ込まれた弾道は通例より低い所から射出され、いつか自分の頭をぶち抜くのではと自撮りをしていて怖く感じる事もあります。勿論、そこまでの弾道にはなってはいないのですが、一般的な竿とは幾らも感覚が違います。 ガイド設定も貢献しての事でしょう、振り抜き易くソルティガ20000番PE10号でもルアーはよく飛んでいます。同じPE8対応で手持ちのジャイアントキリングが8フィート代ですがこちらの方がかなり振り抜き易く感じます。魚はかけれてなくて申し訳ないのですが、そりゃあ竿がめちゃくちゃ仕事してくれるに違いないですし、重いルアーをフルキャスト出来るパワーがあっても魚を弾く事もなければダイペンが水面を抜け飛ぶ事もありません。使う場所がはまらないと全てが過剰でボヤけますが、あるべき場所では最高のパフォーマンスが期待されます。 ■良い点・悪い点 近所の堤防で使うのが恥ずかしいことを除けば、特に悪い点は見当たりません。ジグは普通のサイズは普通に動く印象です。手に入れるのには苦労しがちです。最大級のルアーが使用出来ると言う、本当にありがたいのかどうなのかわからない事こそがロマンであり、その為に使うべきで無いお金を使ってしまいましたが、生きている間しか夢は見られませんし、夢を買うにはまだ比較的安い様に思います。