Fishman ビーシーフォー ビーシーフォー5.10XH

■用途 東南アジアの怪魚遠征用 対象魚:パプアンバス、バラマンディ等 ■使った感想 最初に手に取ると、そのブランクスの剛健さとMAX200gの表記に圧倒されます。 クラス最強の剛腕ですが、比較的軽量で バランス良く、手指の疲労は感じにくいので、1日中キャスティングの集中力を保つことができます。 物干し竿として使える程強いですが、ルアーウェイトの懐は結構広め。キックバッカー300あたりのクランクベイトでもちゃんと曲げてキャストできます。 コツはテイクバックでしっかり荷重を乗せてキャストすること。ブランクスに仕事をさせると5.10のレングスからは想像できないほど向こうへ飛んで行きます。 短いけどピン打ちから長距離のアプローチも可能。 ジャングルでのボートフィッシングでは非常に重宝します。 竿が硬い分、初速のルアー姿勢は乱れやすいため、飛び始めは微かなサミングでルアーを安定させると、バックラッシュしません（ルアーの重量バランスに依っては不要です）。 ガイドはオールダブルフットの大口径と、耐久性も 抜群。PE6号リーダー100lbで使用しますが、ノットをガイドに入れ込んでも、キャストトラブルとは無縁です。 次に魚を掛けてからの話ですが リフティングパワーは言わずもがな、最強の一本だと思います。カバー奥で掛けたパプアンバスの強烈なダッシュを止めるのに、この強さは必要不可欠です。 ただ強いだけでなく、いなしながら止めてくれるので 、魚に不要なストレスを与えずに有利にファイトを 進めることができます。 そしてこの竿は4ピースで機内持ち込みが可能。まさに海外の怪魚釣行には外せない一本かと思います！ 竿の特性上、日本国内での使用機会は少ないですが、 ビッグベイトシーバスやコブダイゲーム、ボートでのタコゲーム等に活かすことはできます。 大型のバラマンディやパプアンバス等、パワーの試されるキャスティングゲームに挑戦される際はオススメです。 ■良い点 パプアンバス等の特定の釣りには必要な性能を高次元で備えている。 フィッシュマンデザインは質感が高く、所有感がある。 どこにでも持っていける携行性。 海外の宿で物干し竿にできる(笑) ■悪い点 使用ジャンルは限られるので、人によっては使う場面が少なく、持ち腐れになるかも。 ■最後に 今夏のインドネシア釣行で夢を叶えてくれた竿です。 個性は強烈ですが、僕に取っては一生物の一本になりました。これから海外釣行に挑戦してみたい方にとっても、特別な相棒になることでしょう。オススメです。